三寒四温で冬に逆戻り? 赤城山も雪帽子!
ぽかぽか陽気が続き、 桜前線が一気に北上したかと思いきや、今日は底冷えのする寒さとなりました。
案の定、北部山沿いは雪
夕方には赤城山も雪帽子をかぶっていました。
この時期、三寒四温という言葉を耳にすることがありますが、調べてみると、もとの意味は違うことがわかりました。
もともとは、中国北東部や朝鮮半島で言われていたもので、冬季のシベリア高気圧の勢力が、ほぼ7日の周期で強まったり弱まったりすることを表した言葉であったそうです。
ところが、最近の日本では、本来の意味から外れ、春先に寒暖の変化がはっきりと表れることをさして、言われるようになりました。
このように、本来の意味とは違った用いられ方をするようになった言葉には、「五月晴れ」などがあります。五月晴れの本来の意味は、「梅雨の合間の晴天」のことですが、「五月」は「早苗月」とも言われるように、田植えの始まる6月頃をさします。つまり、旧暦の5月は、現在の6月頃になりますが、最近では、「五月晴れ」=「5月の晴天」と使われることもしばしばあります。本来の意味からすると正しい使われ方ではありませんが、言葉は時代とともに変わってゆくとも言えるかもしれません。
積雪の様子をライブカメラでご覧いただけます。
赤城山ライブカメラ → http://www.maebashi-cvb.com/live_cam/index.htm
赤城山は、上毛三山(赤城山・榛名山・妙義山)のひとつで、標高1,828mの黒檜山とその他の外輪山からなり、火口原には大沼と小沼があります。上毛かるたの読み句にもあるように、裾野の長い雄姿が特徴となっています。
<群馬のトリビア>
群馬県内の多くの小学校では、運動会などの学校行事の時に、学年を縦割りにした「団活動」での対戦をするために、3~4つの組み分けをします。そして、その団の名前を、上毛三山からとって、「赤城団」「榛名団」「妙義団」と呼びます。4つに分ける場合は、これに「浅間団」、または「白根団」が加わったりします。
また、ハチマキの色は、赤城団=赤は、定番となっていますが、その他の色の使い方、青や黄色や白などは、「うちの学校では榛名は青だった」、「いやいや、榛名は白だろ」などと、飲み会で盛り上がることも、よくあります。
一部の平野部の地域を除き、群馬県民の中には、関越自動車道や上越新幹線を使って東京などに遊びに出かけた際、帰路において、この赤城山や榛名山などの山を目にしたときに、「あ~、群馬に帰ってきたなぁ~」と、ホッとする感覚をもつ人が少なくありません。
この赤城山は、それだけ群馬県民のシンボル的存在になっているというか、心の支えになっているのかもしれませんね。
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