

今日、7月1日は、富士山の山開きの日です。

4年前の2007年の夏、人生初
の富士登山を経験しました。
富士山が最も混雑されるといわれる8月の第一週末で、まさに、駐車場に車を駐める前から大渋滞で、とにかく、ここは、東京の銀座?っと間違うほどの人で、ごった返していました。

登山ルートは、河口湖五合目駐車場から吉田ルート(河口湖口)で、第一日目の午後、五合目をスタートし、日没前に八合目の山小屋到着を目標に登山を開始しました。

標高の上昇とともに薄くなっていく空気に対応していくように、意識的に深い呼吸を心掛けながら、一歩一歩登っていきました。
途中、七合目あたりから、たくさんの山小屋を目にしていくのですが、登れど登れど、どの山小屋も七合目の看板が・・・。どこまで登ったら、八合目に到着するのか・・・。
そして、次は、八合目の看板が現れたかと思いきや、今度は、登れど登れど、すべて、八合目の看板ばかりで、どこが、本当の八合目なんか・・・。
この、「あそこまで行けばよい」という目標が見えない(わからない)中での登山は、精神的にダメージが大きいというか、疲労度が大きいと感じました。

ようやく、宿となる八合目の山小屋に到着したときには、すっかり日が暮れてしまっていました。
と、ここで、到着した安心感からか、急に酸欠状態に陥ってしまい、頭痛と吐き気に襲われ、夕食のカレーに手をつけることができませんでした。 

後に、酸欠の原因を冷静に考えてみると、山小屋に到着した安心感からか、それまで、意識的に深い呼吸を心掛け歩いていた時と違い、呼吸が浅くなってしまったことで、酸欠に陥ってしまったのだと思います。このことは、次回に登る機会があったときに役立つでしょう。

夜中の1時過ぎには起床し、富士山頂に向けてアタックを開始しました。
この八合目から山頂までの標高は、残り500mほどですが、御来光をみたい登山者で、山頂までの登山道は大渋滞となります。特に、登山者の多い、吉田ルートからは、渋滞のために、なかなか山頂に到達できず、御来光に間に合わないケースも少なくないそうです。

運良く、順調に山頂に到着することができ、5時少し前の御来光を待ちました。
天気も快晴で、山頂の気温は5℃でしたが、吹き付ける強風のため、体感温度はマイナスに思えるほど寒く、例えるならば、スキー場で吹雪の中、リフトに乗っているときに、じっとして寒さに耐えている・・・まさに、そんな状況でした。

4時53分頃、東の空から昇る、御来光を拝むことができました。
何度も富士山に登っている常連者から、「今日の天気は最高ですよ」といわれるほど、よい天気でした。

五合目までの帰りの下り道は、小石車に乗りながら、滑り降りるようにして、数時間であっという間に降りて来てしまいました。
人生初となる富士登山でしたが、とても感動的な素晴らしい経験ができました。
でも、その行程はかなり厳しく、「じゃぁ、今年もまた行こう」と言われたとしても、「あと、数年したら・・・」と答えるでしょう。 


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