ほとんど変わらない今朝の放射線量
ガイガカウンター(放射線量測定器)測定によると、今朝の数値は、福島西インター付近1.27マイクロシーベルト/毎時、あづま総合運動公園0.28マイクロシーベルト/毎時と、ここ数日と、ほぼ変わらない値です。
依然として、福島市内に近づくほど、高くなっています。
ガイガカウンター(放射線量測定器)測定によると、今朝の数値は、福島西インター付近1.27マイクロシーベルト/毎時、あづま総合運動公園0.28マイクロシーベルト/毎時と、ここ数日と、ほぼ変わらない値です。
依然として、福島市内に近づくほど、高くなっています。
以前にも記事にした通り、配給になった食事の残りの廃棄を減らすために、消費(食べる)しなくてはなりません。
夕飯には、ほぼ毎日、写真のようなお弁当が提供されます。
しかしながら、時々食べるとしたら、そこそこ豪華なお弁当で美味しいと思うのでしょうが、毎晩、このような、冷えて冷たくなったお弁当を食べるとなると、わずか一週間でも、箸が進みません。
毎日、コンビニ弁当を、温めずに食べ続けることを想像してもらえば、その大変さは、容易に想像がつくと思います。
ここで生活をしている方々は、これをまもなく3ヶ月近くも続けていることを考えると、「食」一つをとっても、避難所生活がいかに大変かが分かります。
すでに何度か書きましたが、「食事」に関しては、避難所運営、特に大規模施設での、もっとも大きな課題と言えるでしょう。
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昼食に合わせて、福島県酪農青年研究連盟より、地元福島県産牛乳の提供がありました。
連盟の会長さんが、自ら牛乳を運び入れ、避難生活をされている方々に、「私たちも、同じく震災に遭いましたが、幸いにも、こうやって、牛乳を搾ることができています。少しでも、ここで避難生活をされている皆さんのお力になれればと、牛乳を持ってきました」と挨拶をされ、一人一人に声を掛けられながら、手渡しました。
また、次のようにも話されていました。
「牛は1リットルの乳を出すのに、300リットルの血液を使います。大切に育てた牛からの恵みを、どうぞ、お飲みください」
ここの避難所では、他県から取り寄せた日持ちのパック牛乳を飲んでいると聞きかじり、地元産の美味しい牛乳の提供を申し出られたそうです。
今日から3日間連続で、昼食時の牛乳をいただけるそうです。
新聞数社が取材に訪れていました。
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夜勤から朝の業務を終え、1時間の仮眠に入ります。
まだまだ夜8時まで業務が続くので、少し仮眠をとって、身体を休めます。
m(_ _)m
深夜から早朝にかけての窓口業務を担当する中で、大勢の方が、一つの施設で共同生活していく中での大変さを実感しました。
施設のロビーには、早朝3時前から起きてくる方がポツポツと出始めます。シーンと静まり返った施設内では、ロビーを歩く足音さえも、よく響き渡ります。
4時をまわる頃には、その数も増し、1人が2人、2人が3人と集まると、自然と会話が始まります。声をひそめるものの、響きのよロビーでは、けっこう気になります。
さらに、起きてこられた方の何人かは、身の回りの整理として、各自のゴミを持って来ては、指定された収集箇所に捨てるのですが、このとき、ペットボトルのフィルムをはがす時の、けたたましい音がロビーに響きます。朝一番に身の回りを整理したい気持ちは分かりますが、早朝のこの行為は、まだ寝ている方々にとっては、かなりの迷惑となってしまいます。
さらに、5時を過ぎる頃には、次々と起きてくる早起きの方々で、ロビーの人数が増してきます。この頃になると、ウォーキングとしてロビーを巡回する方も現れ、その足音だけでも、気になって仕方ありません。
毎朝、こういった時間に起きる方にとっては、ごく普通の行動時間帯なのでしょうが、朝方の浅い眠りの心地よさを楽しみたい方にとっては、大きな迷惑とも言えます。
仮に自宅であるならば、このようなことの、どれをとっても、何ひとつ不思議なことも、悪いこともなく、ごく当たり前の日常生活であるだけに、ここでの共同生活として考えた場合、難しい課題となってしまいます。
2ヶ月以上にもおよぶ共同生活でのストレスもいかがばかりけと、察するしだいです。
ようやく業務が一区切りしたので、仮眠に入ります。
真夜中の、入り口監視と、受付案内業務のため3時間ほど休めます。
ただ、寝過ごせないので、ちゃんと休めるか、心配です。
でも、あまり、ぐっすり寝入っても、起きれなくなっちゃうので、つらいところです。
とりあえず、ひとまず、おやすみなさい。
朝食として配られるメニューの基本形は、菓子パン2個、おにぎり1個、牛乳1本です。
しかし、連日のこの菓子パンは、わずか数日続いただけで、食べるのが辛くなってきます。
このことからも、ここで、もう2ヶ月以上も生活されている方々の気持ちも、察することができます。
これらの菓子パンが、どういう手続きで、あるいは善意で届くのか分かりませんが、ここでも需要と供給のミスマッチが起きています。
しかも、種類によっては、翌日に消費期限をむかえるパンも大量に運ばれてきます。
もちろん、翌朝、食べ切れずに残ったパンは、消費期限切れから数日間までには、我々ボランティアのメンバーで消費する努力をしますが、これにも限りがあり、食べ切れなかった分は、仕方なく廃棄せざるおえません。
時には、ダンボール箱数個の廃棄もあり、心が痛みます。
そんなことを考えながらも、朝食に、おかずは無くとも、炊いたご飯と温かい味噌汁、梅干しと海苔だけでもいいから、提供できないものかと考えてやみません。
近隣の小さな避難所では、もとの場所のコミュニティーとともに、みんなで協力して、毎日炊き出しをしているところもあるそうです。
しかし、ここのように、500人以上となると、現在のような形態でしか対応仕切れないこともよく理解できるだけに、考えるのも辛くなります。
ただ、希望の光がないわけではありません。
以前まで、ここの施設2階で営業していたレストランに足りない機材を運び込み、朝食の炊き出しを、現在検討しているそうです。
ぜひとも、実現することを願っています。
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