上州名物 ”かかあ天下” と ”焼きまんじゅう”
上州(群馬)名物といえば ・ ・ ・
かかあ天下
があります。
一般的には、「妻が家庭の実権を握っていること」や、「恐妻家」というイメージが強い、この言葉ですが、本来の意味は次のようなものです。
上州(群馬県)では、養蚕が盛んであったので、絹織物等が名産となっていました。また、明治時代に、日本で最初の官営製糸工場が作られたのも、ここ群馬県でした。
これらに関する仕事の多くは、きめ細やかな蚕の飼育や、絹織物の生産、製糸工場の作業など、女性の持つ指先の繊細さや配慮、そして、その勤勉さから、女性が一家の経済の中心となって働く姿、つまり、女性が働き者だということを表現した言葉のことです。
つまり、うちのかかあは(働き者で)天下一品 ということです。
そして、もう一つ、上州名物といえば ・ ・ ・
焼きまんじゅう
群馬県では、小麦の生産が盛んで、その生産量は、北海道に次ぐ2位とも言われています。
そのため、上州では、粉物文化が栄え、「日本三大うどん」のひとつと言われる水沢うどんや、おっ切り込みうどんなど、名物もできました。
焼きまんじゅうは、特産の小麦粉を用い、ふっくらと蒸し上げた酒まんじゅうを、串に刺して表面を焼き、甘い味噌だれを付けて火にかけ、焦げ目をつけた上州名物の一つです。
この酒まんじゅうを作るのにも、もう一つの上州名物「空っ風」も一役かっています。
上州名物「空っ風」については、こちらの記事をご覧ください。
記事:「空っ風で舞う花粉で街が黄色に!」
この空っ風による、乾燥した気候が、焼きまんじゅうの素となる酒まんじゅうの酵母を発酵させるのに、大変適した気候であるという点です。このため、ふっくらした美味しい酒まんじゅうが出来上がるというものです。
残念ながら、今回はレオを片手に抱いていたため、焼きまんじゅうを買って食べることができなかったので、出来上がりの焼きまんじゅうは、こちらをご覧ください。
購入もできます
焼きまんじゅうとは? → http://www.karakkaze.com/a14.shtml
群馬県民以外の方が、この焼きまんじゅうを食べて必ず言うことは ・ ・ ・
「まんじゅうの中身が何も入っていない」
とおどろかれます。
そうなんです。中身のない酒まんじゅうに甘い味噌だれ、これが、焼きまんじゅうの基本となっていますが、中に餡(あん)を入れたものも売られています。
ただし、よく群馬県民が集う宴会などの飲みばなしの話題の一つとして、「焼きまんじゅうのあん入りは、邪道か否か」と、熱く語られることも、時にあります。
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