共同生活の難しさの一端を垣間見ました
深夜から早朝にかけての窓口業務を担当する中で、大勢の方が、一つの施設で共同生活していく中での大変さを実感しました。
施設のロビーには、早朝3時前から起きてくる方がポツポツと出始めます。シーンと静まり返った施設内では、ロビーを歩く足音さえも、よく響き渡ります。
4時をまわる頃には、その数も増し、1人が2人、2人が3人と集まると、自然と会話が始まります。声をひそめるものの、響きのよロビーでは、けっこう気になります。
さらに、起きてこられた方の何人かは、身の回りの整理として、各自のゴミを持って来ては、指定された収集箇所に捨てるのですが、このとき、ペットボトルのフィルムをはがす時の、けたたましい音がロビーに響きます。朝一番に身の回りを整理したい気持ちは分かりますが、早朝のこの行為は、まだ寝ている方々にとっては、かなりの迷惑となってしまいます。
さらに、5時を過ぎる頃には、次々と起きてくる早起きの方々で、ロビーの人数が増してきます。この頃になると、ウォーキングとしてロビーを巡回する方も現れ、その足音だけでも、気になって仕方ありません。
毎朝、こういった時間に起きる方にとっては、ごく普通の行動時間帯なのでしょうが、朝方の浅い眠りの心地よさを楽しみたい方にとっては、大きな迷惑とも言えます。
仮に自宅であるならば、このようなことの、どれをとっても、何ひとつ不思議なことも、悪いこともなく、ごく当たり前の日常生活であるだけに、ここでの共同生活として考えた場合、難しい課題となってしまいます。
2ヶ月以上にもおよぶ共同生活でのストレスもいかがばかりけと、察するしだいです。
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