生き物を世話するということ
ここの施設の仕事に携わらせてもらって感じることは、生き物を世話するということは、とても、手が掛かるということです。
ここ「にゃんだーガード」には、今現在、10匹のわんちゃん、と、50匹ほどの猫ちゃんの世話をしています。
多くは、先の大震災により、自宅を失ったり、原発による強制避難により、当初は避難所、そして今は仮設住宅への入居などにより、飼えなくなったペットを預かり、面倒をみています。
中には、避難区域から、捕獲保護してきたのもいます。
基本的には、飼い主さんから一時的に預かり、再び飼えるようになったら、引き取りに来ていただくことになっています。
しかし、中には、というか、悲しいことに、その多くは、引き取りに来ないといいます。そのため、ここでは、これらペットの世話をしつつ、里親さん探しも行っています。
ペット動物は、野生の動物ではありません。人間が世話をしてあげなくては、死んでしまうものもいます。
人間の身勝手で、飼いたい時だけ飼って、大変になったら放棄する・・・
そんな身勝手があって、いいのでしょうか。小さくても、人間じゃなくても、大切な大切な命には、変わりありません。
人間の身勝手で、ペット動物の命が奪われたり、虐待されるようなことが、一日も早くなくなるように願いつつ、今日の活動を頑張りたいと思います。
幸いにも、今日は、昨年の11月から面倒をみていた、ミニチュアダックスのナナちゃんの飼い主さんが、ペット可の仮設住宅への入居が決まり、引き取りに来る予定になっています。
早く、ナナちゃんの喜ぶ顔が見てみたいです。
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