エレガントでありながらスポーツマインドを感じさせる名車
先日、会社の駐車場で、懐かし名車を見つけました。
若き日のイタリア人デザイナーのジウジアーロがデザインした名車117クーペです。
1966年のジュネーブモーターショーで発表され、コンクール・ド・エレガンスで優勝。
同年秋の東京モーターショーでも賞賛を博した、名車中の名車です。
デザインばかりではなく、
「国産乗用車初のDOHCエンジン搭載」
「国産乗用車初の電子制御噴射装置搭載」
としても、注目を集めました。
ただ当時は、ジウジアーロ氏デザインの、この美しいボディラインを量産できる技術がなく、半分人の手によって板金を施すというハンドメイドによって生産されました。
それゆえ、当時の新車価格は172万円と、通常の高級車よりも50万円以上もの高額車だったそうです。現在の貨幣価値に換算すると、800万円以上もする高級車となります。
今回見つけた117クーペは、角形4灯の後期モデルの中でも、ディーゼルエンジンを搭載し、内装をグレードアップしたというXD-Lというモデルで、1978年製と推定できます。
さすが、製造から、すでに35年も経過しているとは思えない、洗練されたデザインは、まさに、ジウジアーロ氏のデザインによる所以というべきでしょう。
今でこそ、自由に希望するナンバーを取得できるようになりましたが、当時では、「117」のナンバーが付いた、この車が、高額で取引されるなどの現象が見受けられました。
左サイドバー「カテゴリー」→「車」の記事も、ぜひ、ご覧ください。
117クーペと同じデザイナーのジウジアーロ氏によるデザインのアルファロメオ1300GTに出会った記事があります。
感想コメントや ポチッと応援クリックしていただけるとレオが喜びます。 毎日見ていただいて、ありがとうございます。
にほんブログ村
古くは117クーペやベレットなど、外にもジェミニやピアッツァなど、昔のいすゞは個性的で、いいクルマ作ってたよね。
時代の流れなのかもしれないけど、乗用車(四駆も含む)部門から撤退してしまったのが残念です。
と、元いすゞビッグホーンオーナーのオイラは思います。
投稿: Gulliver | 2011年6月26日 (日) 20:35
ガリバーさん、こんばんは。
そうですね。今では、乗用車部門から、撤退してしまいましたからね。
そう言えば、ビッグホーンオーナーでしたよね。
自分も、学生の頃、ジェミニに乗っていました。
いすゞお得意のディーゼルでしたが、あの頃のディーゼルは、モクモク攻撃がすごかったですよね。
今考えると、若い頃だったんで、そうとう、発がん性物質を吸い込んでいると思うので、そろそろ、ヤバイかなぁ・・・
投稿: leoパパ | 2011年6月26日 (日) 23:13
オイラは2台目の車を新車で購入する際に、この117クーペとローレルを検討してました。
結局、タイミングの差でローレルに決まっちゃったのですけど、いまだにあの時に真っ赤な117クーペにしておけばよかったなって、数ある後悔の中の一つとなっています。
117クーペも名車ですよね (^^)ノ
投稿: シェルミー | 2011年6月27日 (月) 13:56
シェルミーさん、こんばんは。
真っ赤な117クーペですかぁ。
それは、ぜひ、欲しかったですねぇ。
きっと、最高に、格好良かったと思います。
でも、ローレルも、ひとつの時代を作った名車でしたよ。
投稿: leoパパ | 2011年6月27日 (月) 22:21